13時間かけて貴志祐介の『新世界より』を読み終えました。
まず物理的なボリュームの話、大辞典並みの厚さの上下巻です。手に取ると「これを読み切るのか……」と一瞬ひるむ重量感。
そんな本を2日で読み終えました。
これだけの分量を2日で読破したのは、正直数十年ぶりです。普段の自分なら確実に途中で挫折している。それでも、とにかく面白くてどんどんページが進んでいく感覚がありました。読書ってこんなに没入できるものだったなと思い出させてくれた一冊です。
内容についてざっくり言うと人間の残酷さと傲慢さを描いた物語です。
主人公たちの子ども時代から大人になるまでを追う壮大なスケールで、成長とともに世界の残酷な真実が少しずつ明らかになっていく構成。このじわじわ真相に近づいていく感じが、読む手を止めさせない大きな理由でした。
ここからは読み終えた自分なりの解釈
物語の核心にあるバケネズミの革命。
あれは結局、新人類(人間側)が自ら招いた種だったと思うんです。追い詰められ支配される側だったバケネズミが立ち上がった。その意味でバケネズミは本当によく頑張ったと言いたい。
大虐殺という凄惨な終焉に向かうとしても、彼らにとってはやらなければ未来がなかった。だからあの選択は残酷だけど必然だったんだと感じました。
読み応え、テーマの深さ、どれをとっても満足度の高い読書体験でした。

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